転職希望の看護師に多いケースは、現状の職場のシフトがきついことや、給料に不満を抱えているなどがあります。しかし、一方でキャリアアップを目指すために転職を希望する看護師もいます。看護師は病院やクリニックのみならず、幅広いニーズのある職業なので、一般企業や訪問看護の現場、介護業界などにも勤務できます。即戦力になれるスキルを持つ看護師ならば、どの業界でも求められる人材と言えるので、自分のキャリアプランを考えながらステップアップも見込めます。
企業組織に属してキャリアアップを目指す方法や、リーダー研修を受けられる職場を選択することも検討すると良いでしょう。一定の分野に特化してスキルを磨いたり、認定看護師の資格を取得すれば、専門家として新しい仕事場に移りやすくなります。豊富な臨床実績があれば、結婚や出産後でも育児や家族との時間を得ながら仕事と両立させることも可能です。特に専門看護師や認定看護師の資格があれば他者と差別化ができるので、即戦力の人材として迎え入れてもらえます。
自分の価値を上げるためにも専門性の高い資格の取得を目指すことは大きな意味があり、キャリアアップと共に好待遇の職場を探す際に有利です。資格を保有していない看護師でキャリアアップしたい場合には、臨床実績が大切なポイントです。大病院の面接では臨床経験が3年以上あることが条件の場合がほとんどで、総合病院などへの転職を希望したい人は臨床実績を増やす努力が欠かせません。